この建物は、建物全体をスッポリ断熱材で包んでいますので、建物のどこでも同じ温度になり、天井、壁、床がほとんど同じ温度になっています。強い温風やきつい冷風で、温度調節をしますと喉を痛めたり、気管や肺などに負担をかけますので、なるべく空調を使わないように、身体に優しい輻射熱を使って、暖房します。 また、熱が逃げないように、窓はペアガラスとシングルガラスのサッシを二重に付けています。さらに、サッシとサッシの間を大きく空けて、夏の日差しを遮るためのブラインドを取り付けています。きつい冷風を吹きつける冷房を使わなくて済むように、風の強くない時には、外の窓を少し開けて、サッシの間の空気を解放すると、外の温度と同じまで下がります。